これから『XAMPP』を試す方への参考材料となることを期待して、実際に使用した感想を一言二言。
- 環境 : Windows Vista
- Install Ver. : XAMPP 1.6.7(xampp-win32-1.6.7-installer.exe)
XAMPPの"ウリ"はMySQLやPHPやPerlを含んだディストリビューションとして簡単にインストールすることができることだが、それ以外にメリットはないと言っても言い過ぎではない。
XAMPPの使い方を覚えなければならない
XAMPPを使用するということは当然XAMPPの使い方を学ばなければならない。GUIに慣れ、各設定方法を覚えなければならないということ。これは単体でインストールしても同じである。とりあえずローカルで動作試験するだけだとしても、どのように連携するのかを全く知らずに済むというわけにはいかない。なぜなら...XAMPPの不具合に対応することになる
例えば、以下のリンクはパスワードを設定するページへのリンクだが、このリンクは私の環境では表示されず、随分探し回り時間を無駄にした。このようにXAMPP独自の不具合に対応しなければならない。
XAMPPを使用したとしても、XAMPPを使わずとも起こりうるトラブルが減るわけではない。例えば使用する文字コードの設定ミスによる文字化けなどの対処など、XAMPPを使用したからといってこのようなことがなくなるわけではない。
むしろ『XAMPP』が絡むことによって設定の変更にはより注意しなければならなくなった。
実際に運用する環境を構築する際にはXAMPPをチョイスすることはまずないでしょう。
単なるプログラマーだとしても最低限必要な知識は持たなければならないはずですし、『mySQL』『PHP』を以前から使用しているプログラマーならば、ワザワザ『XAMPP』の使い方を学んでまで『XAMPP』に乗り換えるメリットは?と考えると特に見当たらないのでは。
そしてプログラマーが動作確認のためにこれら(PHP,mySQLなど)を使用するなら、実際の動作環境と同じVer.で行うのが当たり前ですので、そのような環境を作りたいのであれば、『XAMPP』は不便と感じるでしょう。
実際に様々な開発環境を試したり、使用したことのある方にとっては『既知の問題』でありますが敢えて、 その環境を使いこなす労力を他に当てることが出来れば、その方がよっぽど「能率が上がる」と言うことです。
『httpd.confの設定』『php.iniの設定』『Pathを通す』『.htaccessファイルの設置』これらが大体理解できているのなら、敢えて『XAMPP』をチョイスすることはないと思われます。
結論としては、どうしても『XAMPP』を使ってみたい初心者限定でどうぞ。
備考:
Vistaでは『XAMPP Control Panel』を起動する際は管理者権限で実行しないと『Apache』『mySQL』の「開始 or 停止」制御が出来ないので注意。
参考:
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